減塩で高血圧は治る? 高血圧情報のまとめ

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健康診断で、重度の高血圧だと指摘された。

 

上の血圧が210、下の血圧が120で、いつ倒れてもおかしくない状態とか。

 

確かにここ数年、目眩やクラッとすることも多いから、そうなんだろう。

 

ということで、以前、高血圧と塩分について相関分析した結果を基に、再度まとめておくことにする。

 

ただし最初に書いておくが、1日6グラム以下まで減塩しても、血圧が下がるのは2割の患者さんだけだという。

 

そしてその2割の塩分に敏感な人だと、減塩を始めて一週間ちょっとで、血圧は下がり始めるらしい。

 

残念ながら自分は、それ以外の8割の人間だったみたいだが、減塩は続けようかな。

 

 


塩分が多い食生活だと、高血圧になりやすい

まず、塩分と高血圧の関係だけれど、たしかに塩分が多い食生活をしている地域では、高血圧の患者が多い。

 

以前、都道府県別の家計調査と疾病データを相関分析したときに出てたね。

 

このサイトの別のページに、分析データを載せているので、こっちも参照。

 

これを見ると、インスタントラーメンの売上げが多いや、塩漬けの魚介類を食べている地域で、高血圧が多いと言う事が出ていた。

 

同じ麺類でも、乾し麺やインスタントラーメンは高血圧と相関係数が高いが、逆に生うどんや中華麺は逆相関になっているという不思議な数値も出ている。

 

これは一体どういうことだ?

インスタント麺や乾麺の塩分は多いが、生麺の塩分は少ない

 

それぞれの一食あたりの塩分量を調べて見たら、わかった。

 

というのは、常温保存が可能なインスタントラーメンや素麺などの乾し麺は、塩分がかなり高くて、一食あたり4グラム以上の塩分がある。

 

ここにさらに、めんつゆの塩分が加わってくるから、1食あたり6グラムとか7グラムの塩分量になってしまう。

 

一方、冷蔵で保存する生麺は塩分が少ない。

 

いろいろあるが、ざっと見積もると一食あたり0.5グラムくらいしか塩分がないのだ。

 

生蕎麦にいたっては、一食あたり0-0.2グラムくらいしか、塩分を含んでいない。

 

これなら、めんつゆ分の塩分しか摂取しない様なもんだから、低塩分食になっちゃうね。

 

他には、パン類も塩分が少なく、菓子パンでも1個1グラム弱しか塩分を含んでいない。

 

バターロールも、1個あたり0.2グラムから0.3グラムくらいの塩分しか含んでいない。

 

ロールケーキのようなモノも、一切れ0.1グラムくらいの塩分量だ。

 

そしてやはりパンの売上げが多い地域では、高血圧患者が少なくなっている。

 

だから塩分と高血圧は、確かに何らかの関係があるって事らしいな。

 

減塩と高血圧の簡単なまとめ

減塩で血圧が下がるのは2割の患者さんだけだという。

 

では他の8割の人は減塩しなくても良いか、というと、そういうわけでもないらしい。

 

塩分(ナトリウム)と血圧の関係は、大雑把に言うと、次のようになるらしい。

 

体内の塩分(ナトリウム)量が増えると、それを調整するために水分をたくさん身体にためて血液量が増える。そのために血圧が上がりやすくなると言うことだ。

 

高血圧の治療に、利尿剤が使われるのは、体内からナトリウムを尿として排泄して、体内のナトリウム量を減らすためだと言うことらしい。

 

また高塩分食を続けると、ナトリウムを排泄するために腎臓が酷使され、腎臓が機能低下を起こした結果、血圧が下がりにくくなるとも言われているようだ。

 

まあどっちにしても、塩分の摂りすぎは腎臓など身体に悪いって事だな。

高血圧対策 簡単なまとめ

高血圧は、脳卒中や心臓発作など、突然死につながりかねない病気だ。

 

そのため、血圧のコントロールが重要になる。

 

この高血圧の治療には、降圧剤、運動、減量、減塩などが挙げられる。

 

高血圧の原因にも色々あるようだが、簡単に言うと、動脈硬化などによって血管が詰まっていて、全身にくまなく血液を届けるために、心臓が血圧を上げているのだってことらしい。

 

要するに

  • 血管 動脈硬化や運動不足で、血管が硬くなって血液が通りにくい 
  • 心臓 たくさん血液を強く送り出したい →心肥大・狭心症・心筋梗塞

ということで、血管を柔らかくして、心臓も落ち着かせることが、高血圧対策になる。

 

そこで、アムロジピンなどの薬剤で、血管が収縮しにくくなるようにして、運動不足を解消することで、血管を柔らかくしようというのが基本の対策と言うことになるらしい。

 

肥満と高血圧

太っている人は、血圧が高くなりやすい。

 

なのでダイエットして減量することで、高血圧対策をすることが出来る。

 

体重を1kg減らせば、血圧は1.7~2下がるということで、10kg減量すれば、20mmHgくらい減るって事になる。

 

運動と高血圧

運動することによって、動脈の血管から一酸化窒素(NO)が発生し、血管が柔軟になることが分かっている。

 

そのため、一酸化窒素を発生しやすい運動をすることが、高血圧対策になるという。

 

血圧をさげる ハンドグリップ法

血圧が高いのに、激しい運動をすると、脳卒中や心筋梗塞を起こしかねない。

 

でも運動は必要だと言うことで、心臓に負担をかけない運動方が必要だと言うことになる。

 

そこでカナダの研究者が見つけたのが、ハンドグリップ法というヤツで、これをやると一酸化窒素が発生して血管が柔らかくなるという。

 

やりかたはタオルを丸めたモノを、30%くらいの軽い力で2分間握りしめる。

 

そして1分休んで、もう一度2分間握りしめる。

 

さらに1分休んで、反対側の手で同じ事をやる。

 

トータル11分の簡単な運動で、1ヶ月くらい続けるとと血圧が下がってくるのだという。

 

ヨガの呼吸法でも、クンバカとかいって数十秒くらい息を止める方法があるが、おそらくあれも似たようなもんだろうな。

 

このハンドグリップ法は、スマートフォンの筋トレ用アプリのタイマーを使うと、割と楽に出来る。

 

寝ながらでも出来るから、私もそれで毎日やってる。

血圧を下げるサプリ

血圧を下げる成分としては、GABA(ギャバ)やサーモンペプチド、イワシペプチドなどが挙げられる。
またスイカから発見された「シトルリン」は、血管拡張作用があり、血流改善に効果があるという。

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