甘いモノがやめられない。糖質制限の失敗例
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糖質制限を1ヶ月ほどやってみたが、2キロ痩せただけでリバウンドしてしまった。
糖質制限の本やサイトを見てみると、2週間くらいで簡単に5キロくらいは落ちるようなことが書いてあるが、自分の場合はそういうことが起こらなかった。
で、一体なぜなんだろうと色々考えてみたが糖質制限を始めたのが真夏の8月で、痩せにくい時期だったと言うこと。
もう一つは素麺やざるそばのような、低脂肪でカロリーの低いモノを食べていたのを、肉や魚といった脂肪の多い食べ物に置き換えてしまったこと。
脂肪になりやすい炭水化物を避けたのはよいが、代わりに脂肪が増えてしまったら、痩せようがないね。
そして私にとって一番大きかったのは、甘いモノがやめられなかったこと。
ストレスが多いと甘いモノが欲しくなると言うが、糖質制限を始めたら甘いモノへの欲求がドンドンひどくなって、1日100グラムの範囲内だが、甘いモノをたくさん食べてしまった。
もともと和菓子などが半額になっていたら、買わずにおれないたちだったので、甘いモノはやめられなかった。
バナナもそこそこ食べたし、家でも甘いコーヒーがやめられず、1日当たり30グラムの黒砂糖を消費していた。
どうもこれが痩せられなかった主犯だったらしい。
というのも甘いモノを食べるとインスリンの分泌量が変動して、より甘いモノへの欲求が強まるからである。
米の飯を腹いっぱい食べれば満足。それって実は病気?
ダイエットを成功させるには、満腹感が重要だ。
腹がいっぱいになると、それ以上食べないから、それ以上には太らない。
逆に満腹感が無く、ドンドン食べれば太る。
ところがこの満腹感というやつが曲者で、炭水化物無しに満腹感を得るのが難しい。
というのも生まれてこの方、ご飯やラーメンという炭水化物で腹を一杯にしていたもんだから、炭水化物なしに満腹になれなかったのだ。
腹が減るというのは大雑把に言うと2通りあってまず血中のブドウ糖濃度(血糖値)が下がると腹が減る。
血糖値が下がってエネルギー不足になると、脂肪を分解して脂肪酸が増えるのだが、そうなると腹が減る。
それから胃が空っぽになるとぐーっと言う音が鳴って、グレリンというホルモンがでて食欲がでる。
逆にモノを腹一杯食べると小腸からインクレチンというホルモンがでて食欲を抑える。
つまり糖質制限する前までは、血糖値を上げ、胃袋をいっぱいにすることで満腹感を得ていたわけで、腹が減ったら牛丼をかっ喰らって腹を満たせたわけだ。
ところがこれって「炭水化物中毒(糖質中毒)」なんだという。
日頃から炭水化物を食べ過ぎている結果、身体が炭水化物に依存するようになって、血糖値が下がったらすぐに炭水化物や、甘いモノを欲するような身体になってしまっているらしい。
イライラすると甘いモノが欲しくなるというのは普通の欲求だが、毎日甘いモノを食べずにはおれないと言うのは、もう病気って事らしい。