ゆで卵は、栄養抜群で、しかも低炭水化物・低糖質!
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ゆで卵は、糖質制限食には便利なアイテムだ。
卵1個で6グラムとか7グラムくらいのタンパク質が取れる上、炭水化物はほとんど含まれていない。
炭水化物過剰や糖質過剰の是正には、高タンパク低糖質の食品が欠かせないが、卵はそれに一番適している。
タンパク質以外の栄養素も抜群で、ビタミンCやカルシウムと食物繊維以外の栄養素は、ほとんど含まれている。
鶏卵が1匹のヒヨコになるわけだから、ヒヨコの身体を作るための栄養素が、全て揃っているのだ。
ビタミンD、ビタミンE、鉄分、亜鉛、そして脳に必要なレシチン、発毛に役立つとされるHGペプチドなど、他の食品ではなかなか摂れない栄養素も、揃っている。
鶏卵を毎日8個くらい食べれば、体重50kgくらいの人の1日に必要な栄養素のかなりの部分が摂れてしまうくらいなのだ。
鶏卵を毎日摂るのは、意外に面倒
タンパク質(や栄養素)というのは、たくさん食べても身になる上限がある。
タンパク質の場合、一食でたくさん摂っても、30-40グラムくらいしか筋肉にはならないという。
過剰に摂ったタンパク質は、吸収されたとしても、分解されて排泄されてしまう。
そのため筋肉づくりに並々ならぬ情熱を持っているボディビルダー達は、30-40グラムのタンパク質を5回とか6回くらいに分けて食べる。
そうしてタンパク質が筋肉になるように、工夫して栄養を摂っているらしい。
糖質制限の場合も、筋肉量を維持しつつ、糖質を減らしたいわけだから、ボディビルダーに倣って、分けて鶏卵のタンパク質や栄養素を摂りたい。
ところが卵を毎食摂るのは、意外に面倒だ。
一日中、家にいて自炊しているのであれば、冷凍野菜と卵でスクランブルエッグを作ったり、目玉焼きを作ったりすることで賄える。
しかしフライパンを別の用途に使っていると、卵料理は途端に面倒になる。
唐揚げを揚げたり、肉を焼いたりするのにフライパンを使っていると、卵料理どころじゃなかったりする。
さらに外食になると、手軽に卵料理を追加するというのも、やりにくい。
そこで役に立つのが「ゆで卵」だ。
ゆで卵を毎日6個くらい作っておくと、外出する際にも持って出かけることが出来るし、公園で殻をむいてボリボリ食べることも可能になる。
調理は一日一回で良いし、冷蔵庫に入れて置くなら、10個くらい一度に作っても良いし。
でもゆで卵って、作るのが意外に面倒だったりするんですよね。
そこで知ったのが、ゆで卵をフライパンで作る方法です。
フライパンで、ゆで卵を作る簡単な方法
ゆで卵は、フライパンを使って茹でると、簡単に作れる。
なんでフライパンで「ゆで卵」?という気もするが、実際にやってみると、今までなんで鍋で作っていたんだろう?と思ったりする。
手順その1
フライパンに水を張り、卵を並べる。
水は深さ1センチくらいで十分で、指の第1関節くらいの深さ。
手順その2「5分加熱」
フライパンを火にかけてフタをする。
沸騰したら弱火-中火にして、5分ほど加熱。
茹でるのではなく、蒸気で蒸す感じなので、蒸気が出るくらいの火の強さで良い。
余り強火にすると、水が蒸発して卵が焦げて割れたりするので、弱めで十分。
鉄のフライパンだと保温性が高いので、ホントに弱火で十分。
キッチンタイマーやスマホのタイマー機能を使って、しっかり5分加熱します。
手順その3「10分間、蒸らす」
5分間、しっかり加熱したら、フタをしたまま予熱で10分間、蒸らします。
半熟卵を作りたい場合は、10分も必要無くて、5分で十分なようですが、使うフライパンの大きさや材質によって保温力が変わるので、ご家庭で色々やってみると良いでしょう。
手順その4「水にさらして、熱を取る」
10分間、フライパンにフタをしたまま蒸らした後は、別の容器に水を張って、卵の熱を取ります。
フライパンのまま、水を入れ替えると、フライパンがまだ熱い状態なので、卵の殻がむきにくくなります。
急激な温度変化で、卵に細かなヒビが入って、殻がむきやすくなるようです。
完成!
ということで、フライパンのゆで卵、完成です。
スーパーで買ってきた卵を茹でると、殻が剥きにくいモノなんですが、なぜか簡単に剥けます。
恐らくは、蒸気で蒸されている部分が、お湯に浸かっている部分より高温になっていて、それを水にさらすことで、急激に冷やされて、殻に細かなヒビが入って剥きやすくなっているんでしょう。
ということで、中身はこんな感じに茹で上がっています。
お湯で茹でる場合と違って、ムラがないというか、失敗が少ないのが、フライパンでゆで卵の特徴かな。
これを1日3食、2個ずつ食べると、タンパク質12グラム×3=36グラムとなり、一日に必要なタンパク質の半分くらいは賄えるはず。
便利です。