MEC食 新たな糖質制限食

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最近、新たな糖質制限の方法として、話題になっているのがMEC食だ。

 

MEC食とは、肉と卵とチーズだけをしっかり食べれば良いという食事法で、ミート・エッグ・チーズの頭文字を取って、MEC食と言うらしい。

 

MEC食は、これまでの糖質制限食と比べて、食べるものと食べる量がハッキリしていて、あまり悩まないで済むところが優れている。

 

具体的には、

  1. ひと口30回よく噛む!
  2. 肉・卵・チーズをたっぷりと食べる
  3. ご飯・パン・麺類などの主食を控える
  4. お菓子や清涼飲料水はNG
  5. 糖質を多く含む野菜を控える
と言う方法で、食べる分量も1日当たり
  • 肉200グラム
  • 卵3個以上
  • チーズ120グラム
と言う風に、ハッキリ指定している。

 

野菜も葉野菜のみで良いとされていて、根菜・海草・キノコは食べなくても良い。

 

一般の糖質制限では便秘になりやすいので、根菜・海草・キノコ類は、たくさん食べろと言うが、MEC食ではなぜか、食べるなと言う。

 

この当たりはちょっと疑問にも思うのだが、何か便秘に良い成分があるのかも知れない。

 

MEC食が従来の糖質制限食と比べて、非常に優れている点は、栄養素の充足を第一に考えているところだ。

 

糖質制限は、血糖値を上げないことに、重点が置かれているので、どうしても栄養不足・カロリー不足に陥りやすい。

 

今まで食べていたモノから炭水化物だけを引くと、色んな栄養素が足りなくなってしまうのだ。

 

ところがMEC食では、肉・卵・チーズで、必要な栄養素が全て過不足なく摂れるから、栄養不足は気にしなくて良い。

 

しかも肉200グラム・卵3個は、経済的にもそんなに高価ではないし。

 


卵は何個食べても良い

MEC食とは、肉・卵・チーズで、栄養素の充足を達成する高タンパク・低炭水化物食だ。

 

従来の糖質制限食では、糖質を減らすことに重点があって、何をどのくらい食べれば良いかという、食事メニューの基本がなかった。

 

そのため、糖質の多い米や麦を減らしたら、タンパク質不足・食物繊維不足・カロリー不足などに陥って、元気がなくなる人がいた。

 

しかしMEC食は元々病院食で、栄養素の過不足がない様に、綿密に設計された食事法だ。

 

1日に肉200グラム、卵3個、チーズ120グラム、あとは葉野菜を少し。

 

米や小麦などの穀物食品は避ける。

 

甘いモノも避けろという。

 

肉がなければ魚を食べても良いが、肉の方が人間の身体に近いから、魚より肉を食えという。

 

油はバターかラード。

 

ラードには傷を治す力があるので、塗り薬にも使えという。

 

肉200グラム、卵3個というのは分かりやすいし、チーズ120グラムは、6Pチーズだと、7個くらいになる。

 

これらを毎日食べるというのだから、従来の糖質制限食より簡単ではあるね。

 

そして卵はいくら食べても良いというのも、分かりやすい。

 

戦後に始まった心臓病と食事に関する6カ国調査から、コレステロールと心臓病には相関関係が出たため、ここ数十年は、脂肪やコレステロールの食べ過ぎが、心臓病の原因だという認識だった。

 

そのためアメリカのFDAや国連のWHOも、コレステロールの取り過ぎに注意を促していて、特にコレステロールの多い卵は、1日2個が上限とされていた。

 

ところが近年の研究で、食べたコレステロール量と、血液中のコレステロール量には、あまり関係がないことが分かってきた。

 

そのため、卵や脂肪の摂取の上限が撤廃され、今は卵は2個以上食べても問題ないとされている。

 

糖質制限食が広まり始めた2000年代前半には、糖質より脂肪やコレステロールの方が悪いと考えられていた。

 

だからMEC食の様に卵を3個以上、食べることを推奨する食事法が流行るなんて、隔世の感があるね。

 


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