糖質制限でダイエット失敗。その原因とは?
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糖質制限を始めるのに必要なのが、食品に含まれている糖質量の知識。
というのも食品中の炭水化物量を知って、炭水化物の多い食品を避けないと、「えっ?!」と思うくらい色んなモノに、山ほど糖質が含まれているからだ。
たとえば糖質制限のやり方には、
- 1日3食のウチ、1食だけ炭水化物を抜く
- 3食中、2食の炭水化物を抜く(1日当たり炭水化物130グラム以下)
- 1日中、炭水化物を全部抜く(1日当たり炭水化物60グラム以下)
なぜなら加工食品にはかなり多くの糖質が含まれており、おでんに使われるような練り物でも、何も考えずにたくさん食べてしまうと、あっというまに炭水化物を100グラム前後も摂ってしまうことになるからだ。
じゃあ野菜なら大丈夫かというと、野菜にも意外なほど多くの糖質が含まれており、ジャガイモなどの芋類やカボチャだけでなく、人参なども糖質が多くて血糖値が上がりやすい。
果物も甘いものは当然のように糖質が多い。
なので食品に含まれる糖質量を知り、自分が摂る糖質量に合わせて組み合わせて食べないと、1日60グラム以下どころか、130グラム以下に制限するのも無理だろう。
食べ過ぎたらやっぱり太る
糖質制限の本などを読むと、糖質以外は好きなだけ食べても良いという風に書いてある。
が、あれはカロリー制限をしている糖尿病の患者さん向けの話で、痩せるために糖質制限する場合は、それでは無理らしい。
実際私も8月に1ヶ月ほど炭水化物を抜いた食事をしていたが、最初に2キロほど痩せたあと、全く痩せなくなってリバウンドしてしまった。
計算では多い日でも糖質を130グラムくらいしか摂ってない計算なのになぜか痩せない。
で、原因を色々考えてみたのだが、やはり食べ過ぎだ。
どうやらご飯ややラーメンを食べない代わりに、肉や魚をバクバク腹一杯食べ過ぎてしまったらしい。
というのも主食を抜くとタンパク質が足りなくなると思って、かなりたくさん肉を食べてしまっていたからだ。
タンパク質は筋肉や血液の材料だし、免疫力だって免疫グロブリンという巨大タンパク質で出来ている。
なので必要量は絶対確保しないといけないと思って、山ほど食べてしまったと言うことらしい。
タンパク質の一日の必要量は、体重の千分の一弱だ。
一方、ご飯やパンやパスタには一食当たり10グラム弱のタンパク質が含まれているので、主食を抜くと20~25グラムくらいタンパク質が減る。
つまり1日に必要なタンパク質の3分の1がなくなってしまうから、この分のタンパク質を摂るために肉や魚の量を増やしたら、痩せるどころか見事に太ってしまったわけだ。