エリトリトール エリスリトール とは
更新日:
糖質制限ダイエットを成功させるためには、まず砂糖などの甘味料を、血糖値を上げないモノに変えないといけない。
砂糖や蜂蜜などの甘味料を使うと血糖値が上がってインスリンが出て、脂肪が燃焼する妨げになってしまう。
つまり糖分があるから、脂肪を燃やさなくてもよいと身体が判断して、脂肪を燃やすのを控えてしまうわけだ。
これでは糖質制限した意味がない。
糖質制限ダイエットというのは、脂肪が燃えやすい体を作ると言うところに妙味があって、本来人間が持っている脂肪をエネルギーとして使う能力を十二分に使おうと言うことである。
なので量が少しだから良いかと思って、うっかり砂糖を入れたコーヒーを飲んだりすると、脂肪が燃えない方向に身体を向けてしまうことになる。
かといって甘いモノをガマンするのも限度があるので、血糖値を上げない甘味料を探していたら、エリトリトール(エリスリトール)というのが良いという。
エリトリトールというのはいったい何かと調べてみると、ウィキペディアのエリトリトールの記述では、
で、エリトリトール・エリスリトールが食品にどれくらい含まれているかというと、
- 赤ワイン 170 mg/L
- 白ワイン 280 mg/L
- 清酒 150~180 mg/L
- 醤油 910 mg/L
アステルパームとスクラロース
血糖値を上げない甘味料として良いというエリトリトール・エリスリトールは、ブドウ糖を酵母で発酵させて作る比較的シンプルな構造の物質だ。
C(炭素)H(水素)O(酸素)から成り、重金属も窒素も含まないし、ベンゼン環などもないので、燃やしても水と二酸化炭素にしかならない。
なのでかなり安全な甘味料だと考えられる。
まあ醤油や日本酒やワインなどにたくさん含まれている成分だから、心配はほとんどないと考えて良いだろうね。
エリトリトールはADI値(毎日食べても問題がない量)も、設定する必要がない食品だと判断されている。
ただ問題は、エリトリトールは砂糖の7割くらいしか甘味がなく、その甘味も長く続かないと言うことだ。
なので市販の人工甘味料には、エリトリトール・エリスリトールに、ものすごく甘い合成甘味料を少し混ぜて売られている。
それがアステルパームやスクラロースというもので、アステルパームは1983年に食品添加物として認可され、スクラロースは1991年にカナダが認可し、日本でも1999年に認可された合成甘味料だ。
甘さはアステルパームが砂糖の約100~200倍。
スクラロースはなんと、砂糖の約600倍も甘いというから凄い。
そして近年は砂糖に近い甘さがあり、熱にも酸にも強くて安定しているスクラロースが人気らしく、様々なダイエット食品にスクラロースが使われ出した。
ただ問題は安全性がどうかだ。