食事法こそが健康の鍵
日本は平均寿命が世界のトップクラスの国。
だけど長生きでも病気ばかりじゃ話にならない。
寿命が延びれば伸びるほど、様々な病気にかかりやすく、家族や世間様にご迷惑がかかる。
健康で生きてこそ、長生きに価値があるのだ。
ガンになったり脳梗塞になったり、糖尿病になったりという状態で長生きしても、本人も家族も辛いから、なんとしても健康で長生きしよう。
そのために必要なのが、減塩。
「今あるガンが消えていく食事」というベストセラーを書いた、外科医・済陽高穂(わたよう・たかほ)さんも、ガンと闘う食事法の第一に「減塩」を挙げているくらい。
ガンと減塩?あまり聞いたことのない様な関係だが、実は胃ガンと塩分量には相関関係があって、塩分摂取量の多い地域は、胃ガンの発生率も高いのだという。
毎日のようにガンを切除している済陽医師は、ガンを治すために外科医になった人物。
ところが思うような成果が上げられない。
というのも手術が上手くいっても、ガンが再発して、やがて死んでいく患者がたくさんいたのだ。
その一方で、手術できないくらい悪化した患者で、余命数ヶ月と宣告せざるを得なかった患者でも、なぜか元気に生きている患者がたくさんいることに気が付いた。
この差、この違いはいったい何なのか?それを調べていってたどり着いたのが食事の違いで、まず大きく違うのが塩分摂取量だったのだという。
塩分というと、まず高血圧が思い浮かぶが、ガンに対しても塩分過剰が問題なんだね。
炭水化物中毒でドカ食い
一方、最近問題になってきているのが、糖分や炭水化物の過剰摂取だ。
いわゆる「砂糖中毒」「炭水化物中毒」だ。
糖分を食べると分解されて小腸で吸収される。
その結果、血液中の糖分(ブドウ糖)が増えて血糖値が上がるのだが、これが体に悪い。
というのも血液中のブドウ糖(グルコース)は、過剰になるとタンパク質と結合して、AGEsというモノを作る。
AGEsはAdvanced Glycation Endproductsの略で、『終末糖化反応産物』という日本語訳が付けられているが、このAGEは神経や腎臓や目の網膜に良くない。
なので血糖値が上がると膵臓からインスリンという物質が出て、糖分をさっさと回収して筋肉に貯めるのだが、インスリンが多過ぎると今度は血糖値が下がりすぎてしまう。
血糖値が下がると糖分が欲しくなるので、食べたばっかりなのに、また食べたくなってしまい、甘いものや炭水化物をドカ食いしてしまうわけである。
また血糖値が上がると脳が興奮して幸せな気持ちになり、血糖値が下がると気分が悪くなると言う事まで起こってしまう。
これが炭水化物中毒で、これによって日常的に糖分の取りすぎが起こり、メタボ体質になってしまうわけである。
じゃあどうすればよいかというと、糖分を制限し、食後血糖値が急激に上がらないように工夫をすればよいと言うことらしい。
このサイトでは、そう言う情報を様々集めつつ、健康な老後を送るための食生活について考えてみたい。
ということで、どうぞご贔屓に。