むちゃ食い障害とは心の病

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糖質依存症、砂糖中毒は、甘いモノを食べた刺激が引き起こす気分が癖になったものだと考えられる。

 

甘いモノを食べるとホッとする。

 

甘いモノを食べると幸せを感じる。

 

なのでストレスを感じると、ついつい甘いモノを食べてしまう。

 

これが少量ならば問題はないわけだが、依存症だとか中毒と言うくらいだから、だんだん量が増えて、とんでもなくなっていく。

 

アイスクリームやケーキ、まんじゅうなど、最初は一個食べれば満足できていたのに、一個では物足りなくって、いくらでも食べてしまう。

 

あられやおかき、クッキーなども、食べ始めたら止まらず、あっと言う間に一袋全部食べて、無くなるまで食べ飽きない。

 

そうして砂糖の入った甘いモノやお菓子が欠かせなくって、毎日のようにを山ほど食べずにはおれなくなる。

 

こういう風に、とにかく何かを山ほど食べないと気が済まないのは「むちゃ食い障害」(Binge eating disorder)と呼ばれる。

 

食べては吐き、食べては吐きを繰り返すのが過食症だが、むちゃ食い障害は、とにかく食べまくって太りまくってしまう。

 

「むちゃ食い障害」は、独立した障害として新しく名前が付いた障害で、わざわざ新しくできた所を見ると、アメリカではこういうタイプの人が多くて問題になっているらしい。

 

私もたまに、腹も減っていないのに、無性に甘いモノが欲しくなってむさぼり食ったり、塩辛いスナック菓子を山ほど食べたりすることがあるが、これがずっと続くって事らしいな。

 


炭水化物中毒とは

むちゃ食い障害は、精神的障害だから、これに砂糖依存症や砂糖中毒が当てはまるのかどうかはわからない。

 

まあでも、腹が減っていないのに食べ物をむさぼり食おうと思うのは、ちょっとおかしな話だから精神の問題なんだろう。

 

一方これとは別に、炭水化物中毒という物もある。

 

こちらは精神的なものではなく、物質的な問題だ。

 

たとえば甘いアイスクリームを一つ食べたとする。

 

で、一旦は満足するのだが、しばらくしたらまた食べたくなる。

 

めしをしっかり食べて腹一杯になっているのに、1時間もするとまた腹が減りだして、ラーメンを食ったりする。

 

こういう風に、ちゃんと食べたしばらくあとに、猛烈にまた腹が減るという現象だ。

 

これは炭水化物をたくさん食べた場合に、インスリンというホルモンが大量に放出されすぎて、逆に低血糖状態になってまた腹が減るということらしい。

 

炭水化物をたくさん食べると、小腸でブドウ糖などの単糖類に分解され、膵臓から出たインスリンの刺激によって、細胞はブドウ糖をドンドン取り込む。

 

それでも余ったブドウ糖は、筋肉や肝臓でグリコーゲンに変えられ、さらに余ったブドウ糖は、肝臓で中性脂肪に変えられ蓄えられる。

 

そうして血液中のブドウ糖が適正レベルまで下がるのだが、何らかの原因によってインスリンが過剰に出てしまって、血液中のブドウ糖が足りなくなってしまう。

 

そこで脳はエネルギー不足に陥ったと判断して、また何か食べろと言う指示を出してしまうらしい。

 

これを「炭水化物中毒」という。


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