オクラと雑穀で、夏バテ防止
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オクラと雑穀で、夏バテ防止とダイエット!夏というのは痩せやすい季節です。
夏やせなんて言って、困るくらい痩せる人もいます。
夏になぜ痩せやすいかというと、それは「体温維持」にエネルギーをつかなくて良いからなんです。
人間は、恒温動物で、体温を一定に保っておかないと、健康を保てません。
内臓なんかは25度以下になると機能を失い、下手をすると死んでしまいます。
なので夏以外の季節には、体温を37度弱に保つために、かなりのエネルギー(カロリー)を消費します。
しかし夏は体温維持のためのエネルギーが少なくて済むので、あまり食べなくてもかまわない。
また防寒のために脂肪をため込まなくても良いので、食べたモノが脂肪に変わる割合も減ると考えられます。
なので夏場に食が細るのは、当たり前のことなんです。
夏はタンパク質とビタミン・ミネラル補給に力を入れよう
ただし、暑い夏でも、タンパク質やビタミン・ミネラルは必要です。
夏にはカロリーは少なめで良いですが、汗を大量にかきます。
汗をかくと電解質(ミネラル)が大量に身体の外に出てしまいますので、これをしっかり補充しなくてはいけません。
またタンパク質は、新陳代謝の激しい夏には、重要な栄養素です。
なのでカロリーを控えめに、タンパク質とビタミン・ミネラルを多めにと言うのが、夏の正しい食事だと言うことになります。
それにピッタリなのが、雑穀と言うことになるんですが、加えてオクラやゴーヤなどと言った、亜熱帯性の野菜が夏バテ防止に役立ちます。
オクラというのは、紀元前から食べられている亜熱帯に育つ野菜です。
霜が降りるとそれだけで枯れてしまうと言う、本当にもう亜熱帯だけの野菜です。
原産地はアフリカのエチオピアだと言われていて、世界中に様々な形で伝わっています。
日本には、明治の初めに伝わって栽培され始めましたが、あのネバネバが身体によいと珍重されました。
オクラのネバネバは、リンゴなどにも含まれているペクチンという水溶性の食物繊維で、おなかの調子を整えてくれるという働きがあります。
ペクチン以外にもガラクタンという食物繊維が含まれていて、下痢にも良いようです。
夏場はおなかを冷やしたりして下痢を起こしたりしますので、その予防にも適って事ですね。
スライスしたオクラの冷凍食品などは、うどんやソバ、ラーメンなどにそのまま使えて便利ですし、雑穀ご飯のお茶漬けに入れて食べてもおいしいです。
オクラと雑穀でビタミン・ミネラルの補給はばっちりです。