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亜鉛は、健康と元気に不可欠なミネラル
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雑穀には、亜鉛が多く含まれている。
亜鉛は、男性の精力減退に有効なミネラルで、精力をつけるといわれる食品の多くには、たいてい亜鉛がたくさん含まれている。
たとえば牡蠣とかカズノコ、イクラ、ウナギ。
こういうモノに亜鉛がたくさん含まれている。
亜鉛は細胞分裂に必要なミネラルで、100以上の酵素の活性に関連している。
DNAの合成やタンパク質の合成などで重要な役割をしているミネラルで、なので亜鉛が不足すると様々な部分に影響が出る。
たとえば
- 糖尿病で問題になるインシュリンの合成。
- モノの味が分からなくなる、味覚障害。
- 精子の数が減る
- 傷が治りにくくなる。
亜鉛を多く含む食品は、さっきも書いたとおりカキ、カズノコ、イクラ、ウナギ、などに多い。
またレバーやホタテ、さんまなどにも多く含まれている。
生成された穀物は、亜鉛が含まれていない!
亜鉛というのは、生物の生殖や生長に絶対必要なミネラルだ。
土中に亜鉛が無ければ雑草も生えない。
なので実は、米や麦にもちゃんと含まれている。
なのになぜ亜鉛が不足するのかというと、我々は亜鉛が含まれている部分を削って食べているからだ。
亜鉛は実は、穀物の胚芽(はいが)部分に集中して含まれている。
胚芽というのは、穀物をまいたときに芽が出る部分だが、精米する際にそげ落ちてしまう事が多い。
精米というのは、米もみからからを取り除いた玄米を、さらに磨いて茶色い薄皮をはぐことなのだが、胚芽部分は柔らかいので一緒に削れてしまうのだ。
だから米から亜鉛を摂るには、胚芽米か玄米を食べるしかない。
しかし雑穀の場合は、この胚芽部分を含んだまま摂ることになるので、亜鉛が摂れるというわけだ。